認知症について 17、認知症の周辺症状
愛知県岡崎市のサービス付き高齢者向け住宅あんじゅ荒子のKです。
新しく”私たちの介護”というコーナーを設けました。
本日のテーマは”認知症の周辺症状”です。
認知症とは中核症状と周辺症状に分けられます。
簡単に言うと中核症状は認知症になると誰もが起こりうる症状であり、周辺症状は本人が基から持っている性格などで大きく症状が変わってきます。
例を挙げるのならば中核症状の物忘れにより、もともとネガティブな性格だったため物忘れに気負いし、周辺症状としてうつ病という症状は発生してしまったということです。
ですから中核症状と周辺症状は切っても切れない関係にあります。
今回は周辺症状でどういった事が起こるかを重点に当てて書いて行こうと思います。
認知症の人が知らないうちに外を徘徊するのは周辺症状に当たります。
自分がどこにいるのかわからなくなる、時間がわからなくなるといったことが徘徊につながります。
徘徊は認知症の人にどこにいるのかという自覚がなくなってしまうため、自分の家に帰ってこれなくなる場合があります。
すると交通事故などに巻き込まれたり脱水症状で倒れたりするので注意が必要です。
物忘れが激しくなってくると認知症の方はどこに物を置いたのか分からなくなってきます。
どこにものが分からなくなったかだけで終わればまだ良いのですが、認知症の方は誰かに盗られたと妄想してしまうケースがあります。
心配性の性格の人に特に多いです。
担当ヘルパーや介護してくれる人が頻繁に変わると信頼関係が築けず、認知症の方が盗られたと思い込んでしまう確率が高くなるようです。
失禁するのも周辺症状の一つです。
トイレの場所が分からなくなり、結果として失禁してしまいます。
場所だけでなくトイレに行きたいという感覚がわからなくなって失禁してしまうケースもあります。
認知症の方のトイレ周期を管理する、トイレに行きたいという前兆をよく観察し、適時トイレに連れて行ってあげるなどすると良いようです。
失禁した罪悪感によりうつ病という周辺症状が発生するかもしれませんので十分気をつけてください。
暴力も周辺症状に当たります。
認知症になると思っていることを上手く言葉にできず、結果として暴力につながってしまいます。
若年認知症患者ですと力が強いため介護者が危ない目に合うというケースは多々あるようです。
望まない介護を受けると暴力になってしまう可能性が高いので、オムツをつけるなどといった処置をする場合が必要でも認知症の方と意思確認を行ってからにしましょう。
周辺症状は失禁、罪悪感からうつ病になった。
また、オムツを付けられるという嫌悪感から暴力になってしまうなど、周辺症状から周辺症状へと拡大していってしまう恐れがあります。
そうならないためにも認知症の方とのコミュニケーションをしっかり取ることをお勧めします。
岡崎市のサービス付き高齢者向け住宅「あんじゅ荒子」では認知症の方も入居可能です。
あんじゅ荒子は自立の方から要介護の方まで最期まで暮らしていただける”終の住処”です。
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